東京土建は、厚生労働大臣認可の事務組合です。
東京土建は、特別加入制度確立運動を強力に進めるとともに、早くから政府の「認可」を取り進めてきました。労災保険の中でも特に、「建設業」の労災保険手続きや、元請企業との関係や元・下請の関連など、建設業・製造業は「複雑」です。
こうした労働相談を多数取り組んできた東京土建事務組合の経験と実績は高く評価されています。
労働者を一人でも使っている場合、労災保険加入は義務(強制適用)です!
労災から家族の生活や経営を守る保険
重い事業者の責任
元請事業主は、直接雇用している労働者(職人)はもちろん、下請業者の労働者を含めて、その業務災害に対する「補償」が義務付けられています。(労働基準法)
最近は、現場での粉じん吸入による肺機能障害を訴える仲間が増え、その多くがアスベスト(石綿)粉じん障害です。この職業病にも、元請責任が問われます。
労災保険の主な給付
療養費 | 傷病の治療費や手術代・薬剤費等なおるまで全額無料(指定病院の場合) |
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休業補償 | 初診日から4日目以降は前3ヶ月の平均賃金(特別加入者は基礎日額)の8割が治るまで。 |
障害補償 | 傷病が治った後、身体に一定の障害が残った場合、障害の程度に応じて56日分以上の補償 |
介護補償 | 介護を必要とした場合の補償。 |
遺族補償 | もし、不幸にして亡くなった場合に、生計を共にしていた遺族への補償 |
その他 | 葬祭費の支給や、労働福祉事業制度の利用があります! (詳しくはお問合せ下さい) |
東京土建一般労働組合「どけん共済会」
「どけん共済会」では、さまざまな「総合賠償責任補償プラン」を用意しております。詳しくは「どけん共済会」のホームページをご覧ください。
事例紹介
ケース1 一人親方(加入日額:18,000円) 塗装工 50代
梯子をかけて2階外壁の塗り替え作業中、梯子が滑りバランスを崩し2m程の高さから落下。
左足間接骨折等の怪我を負う。全治10ヶ月程の大怪我となるが、一人親方労災に特別加入していたため
治療費もかからず、そして267日分(3,844,800円)の休業補償給付が支給される。
ケース2 職 人(月給:250,000円) 防水工 20代
出勤途中、信号待ちをしていたところ自転車が横合いから激突。
右手首脱臼骨折等の怪我を負う。
全治するまでの約3ヶ月間の治療費および休業補償給付80日分(527,360円)が支給される。
ケース3 事業主(加入日額:10,000円) 内装工 30代
天井部分のクロス張替え作業中、落ちてきた砂埃・チリが幾度か目に入り痛みを感じていたが
現場を離れることが出来ず、そのまま従事し角膜潰瘍となる。組合を通じ事業主特別加入をしていたため、医療費及び休業補償給付4日分(32,000円)が支給される。
ケース4 一人親方(日額18,000円) 大工 50代
トラックの荷台に積み込み作業をしていた際、段差を踏み外し転倒。
その際に右腹部を打ちつけ肋骨を骨折。
医療費および休業補償給付125日分(1,800,000円)が支給される。
また東京土建の上乗せ保険にも加入していたため上乗せ給付(375,000円)がさらに支給された。